大阪の生駒市にある 稲蔵神社 について。
現在の 祭神に「饒速日」は、いませんが、「饒速日」に関する伝承が残っていますのでご紹介したいと思います。
稲蔵神社
大阪の生駒市にある 稲蔵神社 の、御祭神は以下の通り。
- 生魂
- 大宮能御膳神
【住所】奈良県 生駒市 小明町1793
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「生魂」は命の神とされ、「大宮能御膳神」は、五穀豊穣と商売繁盛の神として信仰されてきたそう。
ちなみに、「大宮能御膳神」は、本来「大宮能売」と「御膳」という別々の2柱の神だったと考えられるとのこと。
ちなみに、大阪の生駒市 は「饒速日」とともに「長髄彦」についての伝承も多い土地で。
稲蔵神社 の、宮司であり「」の著者でもある 森田一彦さんは「長髄彦」の血を引く方なのだそうです。
そんな、稲蔵神社 の「饒速日」に関する伝承について、まとめていきます。
磐座に鎮まる神
稲蔵神社 の御神体である「烏帽子岩」(巨石=磐座)には以下の伝承が伝わっているとのこと。↓↓↓
稲蔵神社の由来書には、ご祭神である生魂と大宮能売御膳神は、ニギハヤヒが降臨してきたときのお伴の神で、それが稲蔵神社の御神体の巨石磐座(神宿る岩)に鎮まったと書かれています。
磐座に鎮まっているのが、「饒速日」自身ではなく、「生魂」と「大宮能売御膳神」であるというのが興味深いところ。
饒速日のお墓
【住所】奈良県 生駒市 白庭台5丁目9−1
稲蔵神社 の裏は、矢田丘陵 の北端をなす低山地。
そこの、檜窪山 という峰の頂上に、ニギハヤヒの墓と呼ばれる 石組の塚があります。
といっても、饒速日は遺体を残さず天に帰ったので、埋葬されているのは遺品だそう。
おまけ:往馬坐伊古麻都比古神社
稲蔵神社 と同じ「生駒市」に、「往馬大社」という神社があります。
【住所】奈良県 生駒市 壱分町1527−1
↑↑↑ 御祭神は上記の通りなのですが、「 には、このようなことが書かれていました。↓↓↓
私は往馬大社の総代の一人でもあります。その縁から、往馬大社の谷野浩重宮司にお願いして、古文書の写しを調べさせていただきました。 すると、「往馬都比古神社はニギハヤヒなり」と書かれた文書を発見したのです。
参考サイト
<Wikipedia>
・ニギハヤヒ
・長髄彦
・往馬坐伊古麻都比古神社
<参考サイト>
・稲蔵神社【公式】
稲蔵神社|まとめ
以上、
「稲蔵神社」についてのブログ記事でした。