天手長男命(アメノタナガオ)という神様【壱岐島】

私にとって馴染みのない名前であった「天手長男命(アメノタナガオ)」という神様について調べてみました。

<Wikipedia>
手長男神社
興神社

天手長男命(アメノタナガオ)という神様【壱岐島】

※上図にある「月讀神社」は今回の話に関係ありません。壱岐島といえば「ツクヨミ発祥の地」で有名なので「何かのヒントになるか?」と載せてみただけとなります

天手長男命(アメノタナガオ)」でネット検索をすると、ヒットするのは「手長男神社」神様。

フムフム…ここに祀られている神様が「天手長男命」か?と思って読み進めても「登場する神様(祭神など)」に「天手長男命」という名前の神様は存在しない…?

「手長男神社」の「主祭神」を見てみると、天手長男命」本人の名前がない のですよね。

これはどういうことなのか?

あと、「手長男神社」について調べていく中で、気になった キーワードが「田中」。

ん?田中?

(元)関西民として馴染みのある「伏見稲荷神社」の 祭神 として「田中大神(タナカノオオカミ)」という名前を 見かけてから気になりつつも、スッカリ忘れていた名前だった。

関係あるのかしら?

…と、脳内が横道(田中方面)に逸れそうになりつつ… 逸れる前に 「天手長男命(アメノタナガオ)」に戻り 基本的な事(祭神など)をまとめます。

壱岐「天手長男命神社」の祭神

天手長男神社」の基本情報は以下の通り。

【天手長男神社】
・住所:長崎県壱岐市郷ノ浦町田中触730

<主祭神>
・天忍穂耳尊
・天手力男命
・天鈿女命

この「天手長男神社」は、壱岐国一宮 に比定されているのですが、確証は薄い…とのこと。

というのは、江戸時代にそれまで「若宮」と呼ばれていた小祠を 平戸藩の国学者「橘三喜」が 名神大社 の天手長男神社 に比定したのが このこの「天手長男神社」であるのだとか。

その理由は 神社のある場所の 名前(地名)が「田中触タナガ」(タナカヲ)だから。

(タナガオ=テナガオ=手長男? …ていうか、「田中触 = タナカフレ」ちゃうんかい?)

しかしながら、この説については「橘三喜」の式内社の査定は地名に基づいたものが多く、現在の研究では疑問が持たれている…とのこと。

<合祀:天手長比売(天手長比賣)神社>
・栲幡千々姫命
・稚日女命
・木花開耶姫命
・豊玉姫命
・玉依姫命

<合祀:物部布都神社>
・経津主神

そして、上記2社が合祀されている。

が、この両社も 式内名神大社の「天手長男神社」同様、本来の「天手長比売神社」「物部布都神社」ではないと見られているのだそう。

(↑詳しいことはわかりません。いずれも「Wiki先生」曰く…の情報です)

・・・ん?

ここまでの話で、「天手長男命」出てきましたっけ?

「天手長比売」の名前は 神社名 としては「天手長比売神社」として出てきていますが、「祭神」としては 登場していません。

まぁ「神様の名前」は一つではない事が多いですね。

というわけで、現在の 祭神名から空気(?)を読むと、「天手長男命(テナガオ)」は性別的に「天忍穂耳尊(ホミミ)」か「天手力男命(タヂカラオ)」になります。。

名前の雰囲気(字面・響き)だけ見ると「天忍穂耳尊(ホミミ)」よりも「天手力男命(タヂカラオ)」の方が「天手長男命(テナガオ)」っぽい名前であるけれども、天照大神の息子である「天忍穂耳尊」を差し置く形の「神社名」にはならないはずで。

かつ、合祀されている「天手長比売(天手長比賣)神社」の「栲幡千々姫命(タクハタチヂヒメ)」と「天忍穂耳尊(ホミミ)」は夫婦であります。

なので、この神社的には以下ということになるのでしょうか。

天手長男命(テナガオ) = 天忍穂耳尊
天手長比売(テナガヒメ) = 栲幡千々姫命

本来の「天手長男神社」は「興神社」説

※上図も「月讀神社」は今回の話に関係ありません。壱岐島といえば「ツクヨミ発祥の地」で有名なので「何かのヒントになるか?」と載せてみただけとなります

「天手長男神社」についての「現在の有力な説」としては、芦辺町湯岳 興触(コウフレ) に「興神社」があり そちらが本来の「天手長男神社」であり壱岐国一宮である…という説の方なのだとか。

興(コウ)は国府(コウ)のことであると考えられ、境内社に 壱岐国総社 もあることから有力視されているそう。(by:Wiki先生

そんな「興神社」の基本情報は以下の通り。

【興神社】
・住所: 長崎県壱岐市芦辺町湯岳興触676

<主祭神>
・足仲彦命(仲哀天皇)
・息長足姫命(神功皇后)

ここでも「天手長男」の名前はでてきませんね。

そして、この祭神名(「仲哀天皇」や「神功皇后」など比較的新しい人)の場合は、「時代とともに古い神から変移してこうなった」と思われるパターンのもので。

「もっと古い本来の祭神」は別にいたはずだけれども、わからなくなっていますね。

キーワードの 田中触「タナガオ(タナカヲ)」

天手長比売神社」に関する情報として出てきた地名の「田中」で、気になったのが「田中」というキーワード。

田中触=タナカフレ・タナガオ・タナカヲ)

「田中神」とは 関係あるのかな?

かつて、「伏見稲荷神社」の 祭神 として「田中大神(タナカノオオカミ)」を見かけて「誰???」と思って以来、すっかり忘れていたのですが。

最近、九州の古代の話を読む中でちょいちょいまた見かけるようになったような・・・?

私は、関西生まれ関西育ち(現在は関東在住)で、九州のアレコレは全くの無知でして。

そんな私が、最近 脳内連想ゲームで「はっ!謎の『田中さん(田中神)』って、もしや『久延毘古(くえびこ)』なのか?!」

と、閃いて。(久延毘古案山子だから「=田んぼを守る神」?という連想ゲームで)

「いや、そもそも『久延毘古』が(私にとって)謎の神 やん?!」と思いだし…。

結局、よくわからないままではあるのですが。(ちょっと繋がりそうな気もしつつ)


今、改めて調べてみると「田中神」で検索すると、トップに「サタヒコ」が出てきました。(Wkiki)

そこには、「『雍州府志』で、猿田彦神稲荷五神 の一柱の「田中神」(タナカノカミ) のこととされる。」と書かれています。

【補足メモ:稲荷五神とは?】
・宇迦之御魂大神
・佐田彦大神
・大宮能売大神
・田中大神
・四大神

「ほー。稲荷五神 とかあるんや。そして 田中神 ってその一柱なんや。」と 今更 学びつつ。

ここで一つ混乱するのは、稲荷五神 では 佐田彦大神田中大神 は、別の神として存在している のです。

ということは、異名同神と良く言われる 猿田彦佐田彦 は別の神だということになりそう?

ちょっと、ここらへんについては、別で調べてまとめたいと思います。

【関連記事】
稲荷五神とは?宇迦之御魂・佐田彦大神…そして?

その他:天手長男命が祀られている神社

…など

天手長男命(アメノタナガオ)という神様【壱岐島】|まとめ

【天手長男神社】
・住所:長崎県 壱岐市 郷ノ浦町 田中</触730

<主祭神>
・天忍穂耳尊
・天手力男命
・天鈿女命

・・・と、なってはいますが、どうも「天手長男神社」…といいますか、「天手長男命」については 色々な説があり「よくわからない」状態のようです。

「天手長男命(アメノタナガオ)」から、話が色々と逸れて(田中 → クエヒコ? → サタヒコ?…などなど)、何もまとまっておりませんが。

以上、

「天手長男命(アメノタナガオ)という神様【壱岐島】」についてのブログ記事でした。

<参考サイト>
偲フ花:手長男神社
壱岐を知り神社を巡る旅

<Wikipedia>
手長男神社
興神社

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