飛騨 は、一説によると「日本人の始まり」と言われています。
乗鞍岳=淡山(アワヤマ)=飛騨
そこが「日本人の始まり」であると。
飛騨は日本人の始まり?
飛騨の「日本人の始まり」と「日抱御魂鎮(日抱神事)」の伝承についてまとめましたのでご紹介しますね。
日本人のルーツ
【乗鞍岳】
住所:岐阜県 高山市 丹生川町 岩井谷
淡山とは、現在の 乗鞍岳(ノリクラダケ)のことである。
むかし、昔、大昔、この大八島(日本列島)の国が未だない時、海の中からポッカリ顔出したのが淡山であった。
その淡山にある池を丹生池(にゅうのいけ)というが、その丹生池で”生命”がわいたのじゃ。
”ア” とは天、”ワ” とは地、天と地の山の池で”生命”がわき、思い思いに進化をとげて陸地にもだんだん現れてそして人間が現れてきたんじゃ。
先祖代々、わしらはどこから来たのでもない、ずーっと大昔からこの淡山の麓に住でいるんじゃ。
(引用:裏古事記日本人のルーツ飛騨)
日抱御魂鎮(日抱神事)
【日抱神社】(日抱宮白井神社)
住所:岐阜県 高山市 丹生川町 白井 字大岩115
『遠い遠い大昔、我々の先祖は、淡山(あわやま=乗鞍岳)を拝んだ。
そして、いつから始まったかわからぬ程の大昔から、時には淡山の丹生池(にゅうのいけ)を囲み、また住んでいる近くに先祖の亡骸(なきがら)を埋めて、その傍に池を造り、皆で池を囲んで、池に太陽の光、月の光を浮かべてその光をジィーと見つめながら心から感謝して先祖を拝み、心を鎮めた。
(中略)
日抱御魂鎮は飛騨のあちこちで行われた。
大昔から長い長い間、最もさかんに行われたのが今の丹生川村で今ではその地が神社になり日抱宮(ひだきのみや)が19社残っているようじゃが、30以上はあったはずじゃ。
岐阜県大野郡丹生川村があり日抱宮白井神社が現在でもある。※
(引用:裏古事記日本人のルーツ飛騨)
「日抱御魂鎮」は「日抱神事」とも。
<Wikipedia>
・岐阜県の丹生川村
※丹生川村(ニュウカワムラ)は、岐阜県大野郡 にかつてあった村で、現在の「丹生川町」です。
(引用:丹生川観光情報:丹生川を歩こう)
・
・
<余談>
「ヒダキ→日抱」を変換しようと思ったら、「摺木(スリコギ・スリキ)」が一発目に出てきた。
ヒダキ→摺木…と、変換はされるが「摺木」は「スリコギ=すりばちに入れてあるものをすりつぶすのに使用する棒」であり、「ヒダキ」とは読まない。
ただ「摺」は「ヒダ」とは読むみたい。
関係あるかは不明。(今のところ関係は見つけられて無い)
位山(クライヤマ)
【位山】(クライヤマ)
住所:岐阜県 高山市 一之宮町
飛騨の古代人は乗鞍岳を拝み、飛騨の中心に高くそそり立ち頂上に広い平地があり巨石のある山、日本の中央の分水嶺でもある位山を拝み、その山の巨石を磐座として、その横に天照大神(ヒルメムチ)や、それ以前の先祖を葬り、拝んできたのです。
(引用:裏古事記日本人のルーツ飛騨)
大和民族は日本国土に生まれた
平成四年六月二日産経新聞に発表されたところによると熊本県御船町で九千万年前の哺乳類の歯が発見されました。
(中略)
日本の温度は一万年も昔は今より八度ぐらい高かったとみています。
ですから、乗鞍岳や御嶽の間に近い日和田は海抜一千三百メートルもある所で、今ではとても人類の住めない所ですが、横穴式の住居跡が発見されています。
(中略)
東北地方の馬場壇遺跡からは二十二万年前~三十七万年前の石器が発掘されています。
これらの人を原日本人と呼べると思います。
(中略)
少数の渡来民族が文化や言語を持ってきても、その言語を吸収同化する程の日本語が全国にひろがっている程に原日本人が住んでいたと推定されます。(引用:裏古事記日本人のルーツ飛騨)
<Wikipedia>
・ミフネリュウ(御船町で発見された哺乳類=獣脚類恐竜)
・岐阜県の高根村 (日和田がある場所) ←「日影」という集落もある
<余談>
「ヒワダ(日和田)」を変換しようとしたら「檜皮・桧皮」が出てきた。
「檜皮・桧皮(ヒワダ)」とは、ヒノキの樹皮を屋根葺きに用いたもので、文化財の維持に欠かせない特用林産物だそう。
「檜・桧」を見ると、「檜原・桧原」が 連想される。(←奈良 および東京に気になる地名・神社があるところ)
・
・
あと「茅野姫」とか…
検索結果→「檜皮葺(ひわだぶき)は檜の樹皮を、茅葺(かやぶき)はススキやヨシなどの茅を屋根材として葺いた屋根」
違うモンなんかい!
「茅野町」とか長野にあるんだ…他にもあるのかな?
ダメダメ、今は横道に逸れちゃ。いつか調べてみよう。
…以上、脳内連想ゲームでした。
後で調べたい事
- 「日抱」と「摺木(スリコギ)」って関係あるの?(←ヒダキで摺木と変換される・摺はヒダともよむ)
- 日和田がある「高根村」には「日影」という集落がある
- 埼玉にも「日影村」があり雀川の最上流域の山間に位置
- 日和田村は「日当たりの良い田」、日影村は「日当たりの悪い田」が語源とか?
- 日和田(ヒワダ)→檜皮・桧皮(ヒワダ)→「檜原・桧原(ヒバラ・ヒハラ)」
- 「檜皮葺(ヒワダブキ:ヒノキの樹皮):→茅葺(カヤブキ:ススキ・ヨシ・チガヤ)→茅野姫(カヤノヒメ)
関連場所の地図
参考サイト
<Wikipedia>
- 乗鞍岳(長野県松本市・岐阜県高山市)
- 岐阜県高山市
- 岐阜県の大野郡(飛騨国にあった郡)
- 岐阜県の吉城郡(飛騨国にあった郡)
- 岐阜県の国府町(吉城郡にあった町)
- 岐阜県の久々野町(大野郡にあった町)
- 岐阜県の高根村 (日和田がある場所) ←「日影」という集落もある
- 岐阜県の丹生川村
- 三重県の阿拝郡(伊賀国にあった郡)←飛騨にもかつて「阿拝郡」あった
- 岐阜県大野郡の上枝村(ほずえ村)清見村の一部→上枝村→高山市
- 岐阜県揖斐郡の春日村(←滋賀県 坂田郡 伊吹町 が隣)
<参考サイト>
・裏古事記日本人のルーツ飛騨
・飛騨高山旅ガイド
・コトバンク:阿拝郷(飛騨国 大野郡)
・コトバンク:久々野町町(飛騨国 大野郡)
・コトバンク:阿多粕村(飛騨国 大野郡 久々野町)
・乗鞍岳:歴史
・乗鞍高原「乗鞍の歴史を語る会」
・岐阜県中部山岳国立公園:乗鞍岳の23峰のご紹介
・目からウロコの地名由来:「乗鞍岳」「御岳」の地名由来
・古代飛騨探訪地図
・日本伝承大鑑:岐阜:日輪神社
・飛騨・高山観光コンベンション協会:丹生川町
・【公式】丹生川まちづくり協議会
・丹生川観光情報:丹生川を歩こう
・山語りマップ:飛騨美濃山語り(中田裕一)
・山語りマップ:高山市丹生川町(中田裕一)
・国立国会図書館:次世代システム開発研究室:次世代デジタルライブラリー
<関連記事一覧>
・「飛騨」関連記事一覧
飛騨と日本人の始まり|まとめ
<飛騨の伝承関連記事>以上、
「飛騨と日本人の始まり」についてのブログ記事でした。