ミャオ族 について。
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ミャオ族(苗族・モン)
塚田説を理解するうえで、かなり重要な古層。
呉の中心はミャオ系であったとされる。
モン(Hmong)は、ミャオ系 の自称。
日本語の「者(モノ)」や「諸(モロ)」、大物主の「物(モノ)」は、ミャオ族の自称「モン」からきているという。
ミャオ族のトーテム
【トーテム】
・楓(フウ)・蝶・神犬・龍・鳥・鷹・竹・鶏 …など
・天・地・日・月・巨石・大樹・竹・山岩・橋 …など
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【創世神話の重要モチーフ】
・卵・水泡・洪水・瓢箪 …など
<参考サイト>
・国家民族事務委員会「苗族 風俗文化」
ミャオ族の創生神話
ミャオ系神話では、
楓
↓ 蝶
↓
卵
↓
人類・民族の祖
という系譜が語られる。
【創生神話】
ミャオ族のトーテムである楓香樹(楓=フウ)から生まれた蝶々の妹榜妹留(=蝶の母親=始祖)が、樹下の水泡と恋愛して12の卵を生んだ。
そのうちの一つから人間が生まれ、他の卵から生まれた龍や水牛と兄弟であるという。
その後、人類は天上の雷神と争い、大洪水を起こされ、瓢箪に乗って兄と妹が生き延びる。
兄と妹が結婚して(兄妹始祖神話)、その子孫が現在のミャオ族になったという。
兄弟である「龍」と「水牛」とは?
生まれた卵は12個で、「龍」と「水牛」だけではない。
十二個の卵は、ミャオ族の創世神話『苗族古歌』に登場する。
<詳細記事>
・ミャオ族の「十二個の卵」は古い氏族連合の記憶?|龍・水牛・虎・蛇・雷公を追う
「毛人」「物」「毛野」は同じ「モン」につながる?
塚田敬章氏は、ミャオ族の自称である「モン」について。
日本語の「者」や「諸」も「モン」と関連する文字として挙げている。
そして「物」についても同じ「モン」に由来する可能性を挙げ、大物主 の「物」も、ミャオ族由来として捉えている。
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中国史書などに見える「毛人」も、「モン」の音を漢字で写したものではないかとされる。
日本古代史で 毛人は「えみし」と読まれ、蝦夷を指す表記として使われる。
が、塚田氏の見方では、単に「毛深い人」という意味ではなく、もともとモンという民族名・自称が背景にあった可能性があることになる。
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ここで気になるのが、東国の毛野(けぬ/けの)である。
毛野からは、上毛野/下毛野 が分かれ、のちの上野・下野へつながっていく。
塚田氏自身が「毛野=モン」と明記しているわけではないが、一方で「上毛野氏をミャオ系とみる」記述はある。
そこから、上毛野氏(紀氏系)はミャオ系と推定できます。
<参考記事>
・塚田敬章氏「中国朝鮮史から見える日本2」
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そのため、
モン
→ 毛人
→ 物
→ 毛野?
という並びは、塚田説を読んでいるとどうしても気になってくる。
特に注目したいのは、読みが一致するかどうかよりも、「毛」という字そのものが、ミャオ系・モン系集団を示す表記として使われていなかったかという点である。
毛人、毛野、そして物。
これらが同じ語源から分かれたものなのか、それとも別々の言葉に同じ系統の漢字が当てられたのかは分からないが、塚田説の中ではかなり近い場所に集まって見える。
「毛人」「物」「毛野」は同じ「モン」につながる?
塚田氏は、
モン=ミャオ系の自称
として、日本側の言葉や漢字にもその音を探している。
たとえば、門(モン)
塚田氏は、閩(門+虫)の「虫」を蛇とみて、ミャオ族の自称モンと蛇トーテムを組み合わせた表記ではないかと考えている。
さらに、門の中に牛や、蛇の象形に由来するとされる也を入れた字にも注目している。
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