「ヒルコさんのブログ」を読む中で、気になったことを備忘録がわりにメモしていきます。
今回は、五瀬命とイクメ王(垂仁天皇)との関係から「イク」という音について
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イツセ・イクメ・生田・生島|古代の「イク」という音
興梠の「古戸野神社」には『五つの目』をした神面がある。
【古戸野神社】
(旧称:熊野三社権現、又は王子権現)
〒882-1202 宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町桑野内4668
<御祭神>
・伊弉諾尊(イザナギノミコト)
・伊弉冉尊(イザナミノミコト)
・迦具土神(カクツチノミコト)
藤原道真公を合祀
ヒルコさん曰く、興梠の「古戸野神社」には『五つの目』をした神面があるそうだ。
どんな面かはブログやネット情報ではわからない。
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『五つの目』は、目の神。イツメ。
【生目神社】
〒861-3901 熊本県上益城郡山都町馬見原3
<参考>
・そようよさそうよ:【生目神社】自然に溶け込んだ雰囲気抜群の神社
「御祭神」については「目の神様」とだけ。
宮崎県にある総本社・生目神社の分霊(御神体の鏡)を勧請して祀られたもので、主に品陀和気命(ほんだわけのみこと:応神天皇)や藤原景清公(ふじわらかげきよこう)などが御祭神として知られている…
と、はっきりはしない。
「生目」は「イクメ」だろう?と思うけど、フリガナは「イキメ」なんですね。
イヤイヤ、イクメでしょう?
和風諡号:活目入彦五十狭茅天皇
・
・
一代前の天皇は、崇神天皇(イニエ)
和風諡号:御眞木入日子印恵命
日本書紀では「御間城入彦五十瓊殖天皇」
イニエの「イニ」は「仁」
垂仁にも「仁」
そして「いずれにも共通する「五十」
イクがつく神様たち
古代の神名・人名・地名を見ていると、
「イク」
という音が繰り返し出てくる。
たとえば、
・イクメ
・イクタ
・イクシマ
・イクタマヨリヒメ
・イクヒ
など。
イクメ
垂仁天皇の名は、
活目入彦五十狭茅天皇
(イクメイリビコイサチノスメラミコト)
「活目」でイクメ。
イクタマヨリヒメ
活玉依毘売
(イクタマヨリビメ/イクタマヨリヒメ)
大物主神との神婚譚に登場する女性。
「イク+タマ」という名前を持つ。
そういえば、玉は多摩で「多(氏)」だとか?(ヒルコさん曰く)
イクタ
生田(イクタ)。
現在の神戸・生田神社周辺の地名。
『日本書紀』にも
活田長峡国
(イクタナガヲノクニ)
という古い表記があり、
「イクタ」という音自体が古くから存在している。
イクシマ
生島(イクシマ)。
生島神・足島神などの神名にも残る。
生島神は、
国土や万物に生命力を与える神として説明される。
イクグイ
活杙神
(イクグイノカミ)
神世七代に登場する神。
「イク」については、
活日(イクヒ)
生魂(イクタマ)
などと同じく、
「生命力」
を表す語とする説がある。
「活日(イクヒ)」
ここで気になったのが、
『日本書紀』崇神天皇紀に登場する
活日(イクヒ)。
活日は、
「高橋邑の人」
として登場する。
大物主神を祀る際、
高橋邑の活日が
神酒を醸して奉った
…とされる。
つまり、
高橋邑
↓
活日(イクヒ)
↓
大物主神
↓
酒
↓
祭祀
という組み合わせが出てくる。
「イク」という音を追っていただけなのに、ここで突然「高橋」が出てきた。
「イク」の意味
古代語の「イク」には、
単純な「生きる」という意味だけではなく、
「生命力」
「生き生きとした力」
「生命を生じさせる力」
のような意味があったと考えられている。
そう考えると、
イクメ
イクタマ
イクタ
イクシマ
イクグイ
イクヒ
という名前は、
すべて
「生命・生成・生きる力」
のようなイメージを共有している可能性がある。
気になる並び
イクメ
=活目
イクタマヨリヒメ
=活玉依毘売
イクグイ
=活杙神
イクヒ
=活日
イクタ
=活田/生田
イクシマ
=生島
イククニタマ
=生国魂
「活」
「生」
などの漢字は違っていても、
「イク」
という音が繰り返されている。
そして、その「イク」の人である活日が、
「高橋邑」
で大物主神の酒を造っている。
「高橋」は九州・阿蘇や群馬につながる重要な家だ。
もちろん、
『日本書紀』の「高橋邑」と
九州←→群馬 の「高橋家」がそのまま同じものだという確定した話ではない。
ただ、
高橋
+
イク
+
大物主
+
酒
+
祭祀
という組み合わせが、
一般史料の中にも出てくることは
備忘録として残しておきたい。
さらに気になること
イクメ王の正式名は、
活目入彦五十狭茅天皇。
「イク」という音を追っていたら、
その名前の中に
「五十」
まで出てきた。
ここから、
五瀬(イツセ)
五十鈴(イスズ)
五十猛(イソタケル)
五十狭茅(イサチ)
などの
「五」と「五十」
の違いも気になってきた。
<関連記事>
・「五十」と「五」の違いについての仮説
・
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「イク」の話から始まったのに、
イク
↓
高橋
↓
大物主
↓
五
↓
五十
と、
どんどん別の話につながっていく。
ひとまず今回は、
「イク」という音と
高橋邑の活日についてのメモ。
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