秦氏と夔(キ)はどうつながる?「大山咋=夔」という説

東鯷人=呉系楚人について調べる中で気になった、秦氏はなぜ「呉人」ではなく「呉系楚人」なのか?

という話の中で出てきた、

夔(キ)と秦氏について。

【補足】
秦氏の呉系要素については以下記事参照

・

・秦氏は呉系楚人?秦氏の「呉系要素」について

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夔と秦氏はどうつながる?

塚田氏は、楚と同族とされる夔(キ)について、

・蛇・猿・牛・青・雷電・石・木・楽器

などの要素を挙げ、

これらは楚そのもののトーテムでもあったのではないかとしている。

では、この夔と秦氏はどうつながるのか。

その間に入るのが、

大山咋神(オオヤマクイ)※だった。

※大山咋:秦氏は「松尾大社」を一族の氏神として信仰し、その主祭神が「大山咋神」である。
「松尾大社」では、秦氏の秦忌寸都理が社殿を造営したと伝えられている。

塚田氏は秦氏について整理する中で、

「大山咋=夔」

とはっきり記している。

つまり塚田説では、

夔
↓
楚を象徴する存在
↓
猿・牛・青・雷などの楚系要素
↓
大山咋=夔
↓
大山咋は秦氏側の神 ※
↓
秦氏=呉系楚人

というつながりになる。

夔そのものを秦氏が祀っていた、という意味ではなく、

日本側の大山咋神に、夔=楚の神格・トーテムが重ねられている

と塚田氏は見ているようだ。

さらに秦氏には、

雷・牛・猿

など、夔にまとめられる楚系要素も繰り返し現れる。

そのため、

秦氏は単なる呉系ではなく、楚の文化要素を強く持つ「呉系楚人」

と見る材料の一つとして、

夔=大山咋

という対応が使われている。

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